ベトナムの市販薬紹介 @Loperemid 2mg
こんにちは!薬剤師のえなさです。
10月になり、秋らしい気候になってきました。
ご体調にお変わりはないでしょうか?
今回は、ベトナムの市販薬でよく使用されているお薬について、使い方や日本のお薬との違いをご紹介いたします。
そのほか、ベトナムのお薬で「これ何?」と思う薬があったら、ぜひお尋ねくださいね!
本日のテーマは、下痢止め。
今回ご紹介するお薬は、急にベトナムで下痢になった時、現地の薬局・ドラッグストアで勧められるかもしれません。対処法も併せて解説していきます。
- お薬の説明
- 効果的な使い方と使用上の注意
- もしも下痢になってしまったら
【Loperemid 2mg】
ベトナムで下痢止めとして売られている市販薬。
中の成分を見て行きたいと思います。
<有効成分>
🔸ベトナムの薬→ ロペラミド 2 mg
🔸日本の医薬品規格→ ロペラミド 1 mg
🔸市販薬→ トメダインやピシャットがあり、いずれもロペラミド1 mg配合
ベトナム市販薬の有効成分含有量は、日本のものの2倍。
日本のロペラミドは、1回1-2錠を4時間おきに調節しながら飲んでいきます。ベトナムの市販薬を代用する場合は、1回半錠-1錠を4時間おきに服用すると良いでしょう。下痢が止まったら直ちに飲むのをやめてください。
ただし、この薬は食中毒、水あたりに使ってはいけないお薬なので、気をつけてください!その理由はこちらの記事を読んでみてください。
このお薬は、緊張でお腹が緩くなった時、風邪など体調不良でお腹がゴロゴロと落ち着かない時といった場合に使います。
腸の動きを強力に抑えるお薬なので、下痢の原因そのものを取り除くことはできません。使い方を間違えると、かえって症状が悪化したり、強い便秘を引き起こしたりすることがあります。
下痢止めは、使うべき症状か、使用をやめるべきかの判断が難しいので、下痢だからといって安易に使わないようにしてください。
気をつけていても、なってしまうのが食中毒。
食中毒の解決方法は、とにかく水分補給!下痢は可能な限り止めないことが大事です。
そして、下痢が落ち着いてトイレから離れられるようになったら、すぐに医療機関に相談しましょう。
いかがでしたか?
下痢は根本的な原因のみきわめが大切になってきます。
腹痛、下痢が続く時は、原因にあらかた予想がつく場合でも、自己判断で薬を使うのではなく、医療機関を受診するようにしてください。
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