ベトナムの市販薬紹介 @Gimfast new 180
こんにちは!薬剤師のえなさです。
今日で8月も最終日。まだまだ暑い日が続きますが、暦の上ではもう秋ですね。
今回は、ベトナムの市販薬でよく使用されているお薬について、使い方や日本のお薬との違いをご紹介いたします。
そのほか、ベトナムのお薬で「これ何?」と思う薬があったら、ぜひお尋ねくださいね!
本日のテーマは、抗アレルギー剤。
急に鼻水・くしゃみが止まらなくなった、皮膚が赤くなって痒いといった時、現地の薬局・ドラッグストアで勧められるかもしれません。
この記事でわかること
- お薬の説明
- 効果的な使い方と使用上の注意
【Gimfast new 180】
ベトナムで抗アレルギー剤として売られている市販薬です。
さっそく中の成分を見ていきましょう。
お薬の説明
〈有効成分〉
🔸ベトナムの薬 → フェキソフェナジン 180mg
🔸日本の医薬品規格 → アレグラ ( フェキソフェナジン) 60mg
🔸市販薬 → アレグラFXやアレルビ ( いずれもフェキソフェナジン60mg配合)
フェキソフェナジンの効果は個人差が大きく、 最大の効果を発揮するのに1-2週間飲み続ける必要があります。 そのため、日本では、長期間服用して、 慢性のアレルギー性鼻炎や花粉症に使用します。
市販薬には、 じんましんのような急性アレルギーに適用はありません😔
見知らぬ食べ物を食べたら顔が赤くなった(痒くなった)、 疲れやストレスからじんましんが出た、急に鼻水・ くしゃみが出て止まらない、 というときは急性アレルギーの可能性があるので、 別のお薬をおすすめします。
抗アレルギー薬(急性アレルギー)おすすめのお薬↓
🔸アレルギー性鼻炎:
・小青竜湯 (2歳から)
・レスタミンコーワ糖衣錠(5歳から)
効果的な使い方と使用上の注意
ベトナム市販薬、Gimfast new 180の有効成分含有量は、日本のものの3倍😳
日本のものと同様に服用すると、 頭痛や眠気といった副作用が起きやすくなります。Gimfast new 180を服用する場合は、 1回半錠を朝夕2回にわけて飲むと良いでしょう。
半錠にしたとしても、日本のものより高用量になりますので、副作用には十分注意し、運転や高所での作業等、危険を伴う行動は避けてください。
Gimfast new 180は、子どもには量が多すぎます。錠剤を割って飲むことも不可能ではありませんが、安全性を考慮して、15歳以下のお子様には使用しないでください。
いかがでしたか?
いつもと違う環境では、ストレスや疲れから身体の不調も起こりやすくなります。アレルギーは、体調不良の時に突然発症することもあります。いつもは大丈夫な方も、少し気をつけてみてください。
えなさ
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