本当に怖い!食中毒*原因とメカニズムと対処法




こんにちは!薬剤師のえなさです。


夏に気をつけたい病気のひとつが、食中毒ですよね。


食中毒になると、大抵の場合、この世の終わりかと思うほどの腹痛と耐え難すぎる下痢が起こります。






「下痢 原因」とか「食中毒 下痢」とかでネットを検索すると、すぐに情報が出て参ります。
が、食中毒が原因の下痢のメカニズム、対処法をまとめてある記事になかなか出会えなかったので、ここで書いてみます🐝


この記事でわかること

  • 食中毒のメカニズム
  • 食中毒にならないためには?
  • 食中毒になった時の対処法






食中毒のメカニズム


食中毒の体表的な症状といえば、腹痛と下痢です。
下痢には、大きく分けて3パターンあります。
分泌性下痢浸透圧系下痢運動亢進性下痢の3つです。


食中毒はこのうち、分泌性下痢にあたります。
食べ物内の細菌・ウイルスが原因で引き起こされます。

主に夏場に多いのが、細菌感染です。
東南アジア・熱帯地域での食中毒もこのケースが多いです。
食べ物内の細菌が腸内で繁殖し、毒素を出したり、腸の細胞そのものに侵入したりして腸管を傷つけてしまいます。

主に冬場に多いのが、ウイルス感染です。
食べ物内のウイルスが腸の細胞を破壊してしまうことによって、腸管が傷つきます。

細菌感染もウイルス感染も、腸管が傷つき炎症を起こした結果、腸管内に水分や分泌物が過剰に出てしまうことによって、下痢が起こります。




食中毒にならないためには?


対策としては、食中毒の原因となる細菌・ウイルスは熱に弱いので、水・食品はまずしっかりと火を通してから食べることです。
中心温度が75℃以上(ノロウイルス感染の可能性がある場合は85℃以上)、1分以上を目安として火を通しましょう。
一度調理した食品・冷凍した食品でも、安全というわけではありません。
時間がたったもの、長く室温に置いたものは、必ずしっかりと温めましょう。

もう一つ気をつけたいのは、包丁・まな板・人の手を介した感染です。
せっかく火を入れたのに、生肉魚卵を扱った包丁・まな板・手を再度使ってしまったらジ・エンドです。
包丁・まな板を別にするか、扱う度によく洗って使うようにしましょう。


ちなみに、小心者の私は、使い捨ての手袋をして、まな板にはシートをひき、生肉魚卵を扱ったあとは、他のものには一切触れないように手袋とシートを捨て、まな板と包丁には熱湯をかけて除菌洗剤で洗ったあと、手をよく洗ってアルコールで掃除しています😂




食中毒になった時の対処法


それでも、もし、うっかり食中毒になってしまった場合ですが・・・
安易に下痢止めを飲んではいけません!!

増殖した細菌・ウイルスが腸内に留まってしまい、いつまでも治らないばかりか、悪化してしまう可能性があります。
食中毒になった場合は、もう全てを諦めてトイレにこもり、腸内の細菌・ウイルスを全部外へ追い出しましょう!解決への1番の近道です。
(次の人が使う前に、便座やドアノブなど触れた部分を必ず消毒してください)

この時、大量の水分が奪われていくことになりますので、とにかく水分補給を忘れないでください。

それでも、出張先や旅行中、どうしても休めない、いっときでいいから下痢を止めたい、少しの間外出したい・・・という時もありますよね。
食あたり、水あたりのお薬は、どうしても・・・という時に、最終手段で使いましょう。



いかがでしたか?
食中毒に気をつけて、暑い夏も健康で楽しく過ごしましょう!




えなさ



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