糖質制限の落とし穴!お米は敵なのか?@ダイエットのすゝめ
こんにちは!薬剤師のえなさです。
こちらのテーマでは、インスタにあげて(文字多くて読みづらいと言われて)いた、ダイエットに関するコラムをブログに再掲載し、読みやすくしてお届けいたします。
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生化学を無視したダイエットはナンセンス!
今回は、お米についてです!
ダイエットをしたい、痩せたい、と思った時、一番に「糖質制限」が思い当たるのではないでしょうか。
とりあえず、糖質を摂らないようにすればいい!と思っていませんか?
実はそれ、逆効果なんです😳
とりあえず、糖質を摂らないようにすればいい!と思っていませんか?
実はそれ、逆効果なんです😳
この記事でわかること
- 糖質の役割
- 過度に糖質を制限した結果
- 効果的な糖質制限とは?
糖質の役割
もちろん、ボディメイクにおいて糖質制限は有効な方法です。
摂取しすぎた余分な糖は、脂肪となり贅肉となって蓄積されますからね。
食べすぎないように、ある程度制限することは大事です。
一方、糖質は、身体がエネルギーを作り出すための源でもあります。
糖質のうち、炭水化物に含まれる糖質をグルコースといって、このグルコースだけが血糖値の上昇・エネルギー産生に関わっています。
つまり糖質は、命を保つために絶対に欠かせない栄養素です。絶ってはなりません!
絶対に欠かせないからこそ、ヒトの体には、糖を排泄する機能がありません。
いずれ訪れるかもしれない飢餓に備えて、余った分は全部体の中に蓄えておくんです。
すなわち、身体の活動量と代謝量に適した糖質量であれば、エネルギーとして消費され、蓄積されることはありません。
この糖質の摂取量と消費量のバランスで、太ったり痩せたりするわけです。
過度に糖質を制限した結果
過度に糖質制限をすると、「飢餓状態だ!」と身体が錯覚し、体内に糖を蓄える力がメキメキと鍛え上げられていきます。
同時に、身体の中にあるわずかな糖質を有効に活用しようと、どんどん低燃費になっていきます。消費する糖質量が少なくなっていく、少ない糖質量で活動できるようになる、ということです。
そんな身体になってしまったら、いくら糖質を抑えたところで意味がありません。
また、「今日くらいいいか」とちょっとはめを外して食べてしまうと、普段血糖値が低い分、血糖値が急激に上昇していしまいます。これを「血糖値スパイク」と言います。
低燃費な身体に必要な糖質量を大きく上回る糖質が、一気に身体に流れ込んでくるわけですから、上回った分は全て脂肪として体内に蓄積されます。
こうして、燃焼しづらい、溜め込みやすい身体、ちょっと食べただけでも太る身体になってしまうのです。だから、リバウンドもしやすいんです。
さらに、低血糖、エネルギー不足で、基礎代謝も体温も下がって体調を崩しやすくなってしまい、いいことはひとつもありません。
効果的な糖質制限とは?
結論、痩せたいなら、お米を食べましょう!!
ただし、食べ過ぎてはいけません。そして、お米以外の余計な糖質は摂らないようにしましょう。
これが、糖質制限の本質です。
お米をどれくらい食べていいのか不安、という方は、毎食計量するようにしましょう。
炊いた後のお米量として1食あたり、体重50 kg女性で150 g、体重70 kg男性で250 gを目安にしましょう。
不安でしたら、朝は必ず食べて、夜は食べなくても構いません。
とにかく、血糖値スパイクに強い身体、エネルギーをガンガン燃やせる代謝のいい身体作りを目指しましょう。
当たり前ですが、お米のかわりに粉物・麺類、白砂糖入りの食べ物、スナック菓子やジューズなんていうのはダメです。
強烈な血糖値スパイクで血糖値爆あがり、そのまままっすぐ脂肪行きです🥺
お米がおすすめな理由は、食べ方しだいで血糖値の上昇を緩やかにでき、腹持ちもいいのでその後のドカ食いを防げるからです。
よく噛んで、ゆっくり食べることを心がけてください。
いかがでしたか?
特に、糖質制限辛すぎてふらふらなのに痩せない方!
お米は敵ではなく、強い味方ですよ。
えなさ
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