NZ異文化交流記:清潔の定義 @ニュージーランド滞在記



 こんにちは!薬剤師のえなさです。


清潔とは?


私がNZで実際に生活して、1番大きく違いがあるなと感じたのが「清潔」の定義です。


日本では、食器を洗うとき、まずは食器を水で予洗いして、スポンジに洗剤をつけて、食器をあわあわにしながら擦って、ツルルツになるまで汚れをおとし、水で泡を綺麗に落として、布巾で水を落としたりして乾燥させて、おしまいです。

最近では食器洗い機を使うご家庭も増えてきて、やり方は少し変わってきています。それにしても、油汚れがひどい時やお皿に食べ残しがくっついていたりしたら、それはお水や洗剤で予洗いして、食器洗い機に入れると思います。


イギリス人のやり方は違いました。

これは、ホストマザーのアンと暮らして体験したことですが。

手洗いの場合、まず水で軽く洗って、少量の洗剤を泡立てたスポンジでお皿を磨くと、そのまま水切りかごへポン。泡を洗い流すことはしません。

食器洗い機を使う場合、ミートソースがついていようが、マッシュポテトがついていようが、そのままイン。そしてスイッチオン!

当然のごとく、疑問が残る洗いあがりに😂
食器には、何かしらの洗いのこしが(他の食器から乗り移った可能性も)あり、こびりついていました。

私はとっても気になってしまって(特にワイングラス・・・)、そのこびりつきをカリカリやってしまっていたのですが、いつも注意されていました。
「何してるの?それは食器洗い機に入れて洗ったんだから、綺麗になってるわよ!」と。


これで綺麗・・・です!


イギリス人にとっては、食器洗い機は最強のようでした・・・
最後まで慣れることはできませんでしたが、洗い直そうとするとものすごく嫌がられたので、途中から考えることを諦めました😂
自分のやり方を否定されて、やり直されたら確かに嫌ですよね。それが毎日の家事や仕事なら、やりたくなくなっちゃう。




着ているTシャツは「綺麗」なのか


同じUK民族のアイルランド人とも一度「清潔」の話になったことがあって。
その理由が、フリースペースにおいてあったホットサンドメーカーの使い方でした。



誰でも使っていい共用のホットサンドメーカー


私がこの隣のシンクでお弁当箱を洗っていると、アイルランド人がサンドイッチを作りにきて、このマシンでプレス。
出来上がったサンドイッチをお皿に乗せると、ホットサンドメーカーの内側、サンドイッチをプレスした部分を着ているTシャツの裾でふきふき・・・・😂

あららら・・・と見ていると、その表情で伝わってしまったのか「頭のおかしい民族と思ったでしょ?大丈夫、この服ちゃんと洗濯してて綺麗だから!」と言われてしまいました。

大丈夫かどうかはさておき🤔



「頭がおかしいとは思わないけど、服も汚れてしまうからペーパーを使ったら?」と言うと「あーでもさ、日本人ってなんでそんなに水とか紙とか洗剤とかいっぱい使うの?無駄にしすぎじゃない?」と返されました。



・・・・・・た、確かに!!!!!
UK民族が日本人を見て、無駄遣いが多すぎると言うのは、全くもってその通りだなと思いました。
日本人に比べてUK民族は、かなりエコな生活をしていることに気づいたのです。




それって無駄遣いかも


私は、フリースペースのキッチン台や机が水浸しだったり汚いままだったりするのが気になってしまって、いつも使った後に共用部のペーパーを使って台を綺麗に掃除していました。
「お掃除の人がしてくれるからしなくていい、君の仕事じゃないでしょ」と中国人にも言われていましたが、私の掃除が「資源と労力の無駄遣い」になっているとは。


日本人って「清潔」を重視するあまり、綺麗にしすぎるところがあるのかもしれません。
清潔と綺麗はイコールでなく、綺麗になってれば少々なんかついてても大丈夫。
それよりも、限りある資源を無駄遣いして地球を汚す方が問題だと考える方が、理にかなっているような気がしました。

いかなるものも粗末にしてはいけないと言っていた日本人が、1番資源無駄にしてない?という疑問に気付かされた出来事でした。




えなさ



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