NZ異文化交流記:宗教に触れる① キリスト教 @ニュージーランド滞在記

 こんにちは!薬剤師のえなさです。

私がNZでホームステイしていた時、お世話になったホストマザー アンは、敬虔なバプテストクリスチャンでした。
また、お仕事をしていた研究室には、イスラム教の人、ユダヤ教の人、無宗教の人がいました。
(ちなみに私は神道+仏教です)

そんな他宗教な仲間たちと過ごした中で、それぞれの宗教の文化に触れ、お互いの発想について議論したり、特有の感覚を説明しあったり、イベントやミサに参加したりしたことを書いていきます。


率直な私の感想なので悪しからず😌






今回は、キリスト教のお話。




お友達のためにお祈りを!


アンのお友達に、ドイツ人のイーディスという女性がいました。
アンもイーディス一家も、同じバプテスト教会のファミリーであったため、日曜日はいつも一緒に教会に行ってお祈りしていました。



ある夜、イーディスの息子の奥さん(お嫁さん)が、ガンでホスピスに通っていて、極めて深刻な状態にあるという電話がかかってきました。

お嫁さんのために、これから教会に集まってみんなで祈りを捧げるから一緒に行こうと誘われたので、私も同行させてもらいました。






いつもの日曜日のミサとは違う、初めてのタイプの儀式でした。
教会には、お嫁さんと親交のある人たちがたくさん集まっていました。
まずはみんなで、牧師さんのお話を聞きました。
そして「今こそ神との関係性が問われる時だ!」とのご発声から、みんなの士気が高まったように感じました。


その後、少人数のグループに分かれて、祈りを捧げました。
ここでは、1人ずつお祈りを言葉にしなくてはいけません・・・

大ピンチでした。

あの子に力を与えてください、とか、どうかあの子をお救いください、ということを言っているようですが、私はキリスト教徒ではないので、何をいうのが正しいのか全くわからなかったのです。


「Thank you Lord, ・・・・, Amen」「Pray for・・・・・, Amen」とみなさんそれぞれにお祈りを言っていきますが。
みんなちゃんと言葉を選んで違うこと言ってるるるる・・・!!!!
どどどどどどうすれば・・・・・・・・!!!!!



そんな私の様子をみかねたアンが、隣から「心配しないで、何も言わなくていいから」と言ってくれて、なんとか難を逃れました・・・・


安心していたら、その隣に座っていた韓国人が韓国語でお祈りをしていました。
もちろんなんて言っているかは分かりませんでした(アーメンだけ共通でした)。
私も日本語で何か言えばいいのでは?と思ったのですが、しきたりもマナーも祈りだすタイミングもわからず、結局黙っていました・・・



後からアンにも「あの人たち、韓国語だったわね。あなたも日本語でいただきますアーメンくらい言えばよかったのよ。どうせ誰にもわからないんだから」と言われました。

・・・大事なお祈りの儀式にそんなんでいいの?!
(ワンチャン韓国人に伝わる可能性有り)



スモールグループでのお祈りが終わった後は、牧師さんを真ん中にして、全員が周りに集まり、牧師さんに力を集めました。
可能な限り牧師さんに触れて、届かない人は、できるだけ牧師さんに近い人に触れて、全員で祈りの花火を神様に向けて打ち上げました。



「祈り」の儀式のパワー、とても強かったです。
ここまで祈りがギュッと詰まった儀式は初めてで、圧倒されました。
これが、信仰心なんだなと。



なんだかいろいろと消耗した私は、帰ってミロ(知ってる?)を飲んで寝ました。



えなさ


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