足病変予防・治療(フットケア)研修 ②−1 @ ドイツ

 こんにちは!薬剤師のえなさです。

足病変予防・治療(フットケア)研修のお話。前回の続きです。
前回の話はこちら→

まだ新型コロナウイルスが流行する前、ちょうどクリスマスの時期に行ってきました。とても勉強になった研修会でしたので、少しばかりご紹介いたします。
また、フットケアについて全く知らないという方々に、少しでも「こんな医療があるんだ」と知ってもらいたいという思いもあって、ブログに書いていきたいと思いました。ぜひ、ご一読ください。






研修会2日目。

2日目は、ドイツでフットケアクリニックをされている日本人の女性のところへ行き、実際にケアの様子を見学させていただく予定になっていました。


海外のホテルによくあるジム併設


今日の見学が楽しみすぎたことと時差ボケもあって(日本の方が8時間早い)、かなり朝早くに目覚めてしまいました笑
泊まったホテルも良いところで、ジムが併設されていたので遠慮なくワークアウトへ。



朝6:00ということもあり、誰もおらず使いたい放題でした!
ここはプールもあって、プールは7:00から使えるようになっていました。

ひと通り汗を流して、よし、これでまた美味しいものが食べられるぞ!と部屋へと戻り、また真の目的を見失っていたのでした。



フットケアクリニック訪問


気を取り直して、本日のメインイベントへ。
現地のフットケアクリニックにお邪魔させていただきました。

    


このような診察台に登って施術をしていただきます。
今回、私がサンプルとなって(ラッキー)実際にやっていただくことができました。
お見苦しい足を晒してしまいますが、その時の写真を載せてみます。


   ハサミで甘皮とり    歯医者さんで使うような道具で爪や硬い皮を削ります 


ネイルサロンでするのとも、医療機関でするのとも異なる、専門的なケアでした。
そしてもちろん、メスも使います。


     硬くなりすぎた皮はメスで         様々な種類の替刃


普段はもっと重症の患者さんをみることが多いそうです。
巻き爪や足指の変形、糖尿病等の基礎疾患からくる足病変で、病院にかかりながらフットケアはこちらにこまめに通う、というパターンなのだそう。

ドイツの保険制度は日本とは異なり、まずは自分で支払いをして、行政へ申請を出し、適正な(妥当な)治療と判断されれば保険がおりて還付金を受け取れる、という仕組みなんだとか。
病院での診察もこのクリニックでの施術も、人と場合によって、保険の範囲だったり範囲外だったりがあるそう。
逆を言えば、日本では保険適用外のケアでも、ドイツでは治療と判断されれば保険の範囲内になるといったシステムなんだそうです。



クリニックを後にした後、昼食へ。
この日のお昼はベトナム料理でした。



ドイツに来てなぜにベトナム料理?と思われるかもしれませんが、これがとってもおいしかったんです!
なぜなら、ドイツにはベトナムからの移民がとても多く、ベトナム料理は本場さながらの味なんだそう。
ぜひ、ドイツのベトナム料理も試してみてくださいね!



ドイツのレガシー


それから、少しばかり名所巡り。
かつて西と東の境だった検問所、チェックポイントチャーリーを通り、トポグラフィーオブテラーへ、レガシーとして残されているベルリンの壁を見に行きました。


冷戦の象徴・チェックポイントチャーリー


ベルリンの壁

ベルリンの壁、この薄さにびっくりしてしまいました。
さすが、一夜にして建てられたというだけあって、本当に叩いて壊せるくらい心許ない造りだったことがわかりました。

この脆くて薄い壁が、戦争と政略によって重厚な鉄壁となり、たくさんの人々を苦しめ悲しませたのだと思うと、胸がいっぱいになりました。





次回へ続きます






えなさ


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