足病変予防・治療(フットケア)研修 ③-2 @ ドイツ

  こんにちは!薬剤師のえなさです。

足病変予防・治療(フットケア)研修のお話。前回の続きです。
前回の話はこちら→ ②-1 ②-2 ③-1

まだ新型コロナウイルスが流行する前、ちょうどクリスマスの時期に行ってきました。とても勉強になった研修会でしたので、少しばかりご紹介いたします。
また、フットケアについて全く知らないという方々に、少しでも「こんな医療があるんだ」と知ってもらいたいという思いもあって、ブログに書いていきたいと思いました。ぜひ、ご一読ください。






研修会3日目の続き。

3日目は、インソール(中敷)メーカーに引き続き、靴屋さんとフットケアクリニック訪問と高級スペシャルドクターズクリニックへ訪問する予定になっていました。
盛りだくさんな1日でしたよ!




一見普通の靴屋さん?


次に訪問した先は、外から見ると普通の靴屋さん。スニーカーをメインで取り扱ってあるのかな?・・・と思いきや、全く見当違いでした。

靴屋さんの奥には、ウォーキングマシーン等の機械が置いてあり、立位や歩行の歪み、骨格のずれを測定できるようになっていました。




この測定結果に合わせて、靴を選んだり、インソールを注文したりできるようでした。

こんな靴屋さんが街中にあるなんて、やっぱりドイツの靴文化はすごい!




フットケアクリニック訪問!


次に訪れたのは、フットケアクリニック



こちらでは、蜂が作る分泌物であるプロポリスを含む軟膏やクリームを施術後の治療薬として使用されていました。
プロポリスには、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用があると言われていて、日本では主に健康食品の分野で有名です。
ドイツではお薬として製剤化されているんですね!




こちらでは、実際の患者さんの施術を見学させていただきました。
この患者さんは、糖尿病により末梢神経障害を併発していて、すでに足先にほとんど感覚がないと言われていました。熱い痛いがわからないばかりか、このまま放っておくと足が壊死してしまうため、定期的なフットケア・治療が必要とのことでした。

日本では、このように治療の観点から、専門の技術をもってフットケアを行ってくれるクリニックが少ないのが現状です。
日本でこのような医師、病院を探そうと思ったら、大変なことだなと思いました。




次回へ続きます♩






えなさ


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