足病変予防・治療(フットケア)研修 ④-1 @ ドイツ
こんにちは!薬剤師のえなさです。
足病変予防・治療(フットケア)研修のお話。前回の続きです。
まだ新型コロナウイルスが流行する前、ちょうどクリスマスの時期に行ってきました。とても勉強になった研修会でしたので、少しばかりご紹介いたします。
また、フットケアについて全く知らないという方々に、少しでも「こんな医療があるんだ」と知ってもらいたいという思いもあって、ブログに書いていきたいと思いました。ぜひ、ご一読ください。
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研修会4日目。
4日目は、ベルリン最終日。
この日は、最初に行ったフットケアクリニックへ行けなかったメンバーと再訪し、薬局見学をして、午後からデュッセルドルフへ移動しました!
ベルリンの街、最終日!
ベルリン最後の朝焼けを見て。
フットケアクリニックへ!
今回は別の方が施術を体験されたので、また違った角度から見学させていただくことができました。
町の薬局訪問
私が薬剤師であることから、研修コーディネーターの方が、薬局見学もコースに入れてくださいました!
ドイツにも薬局とドラッグストアがあり、薬局では薬剤師が医療用のお薬の調剤だけでなく、自分で選んで買うお薬やサプリメントも売ってあり、専門的なアドバイスをしてくれるようになっていました。
処方箋を持っていく日本の「薬局」よりも、選んで買える薬・サプリメントの品揃えが多く、日本の「ドラッグストア」よりも、もっと厳選された良質な薬を専門的なアドバイスを受けながら買える、といった様子でした。
今、自分のお店を開いて思い返すと、私が目指すお店の形にすごく近いと思いました。
中でも驚いたのが、訪問した薬局で対応してくださった薬剤師さんが、6ヶ国語話せることでした・・・凄すぎる!!
観光客や移民の方にも安心してご利用いただけますね。
私が日本にもあったらいいな、広まったらいいな、と思ったサプリメントがこちら。
妊娠前(初期)から産後まで飲むサプリメント。
妊娠〜出産の際には、ホルモンバランスの乱れだけではなく、胎児の発育や自身の体の変化に合わせて、必要な栄養素が大きく変わってきます。
特に、妊娠中に摂取が推奨されているのが葉酸。
母親の妊娠期間中の葉酸摂取が、生まれてくる子供の成長や病気になりやすさに大きく関わっているということが、論文でも発表されています。
この葉酸を継続的に摂取でき、また他にも必要不可欠とされるビタミンやミネラルが含まれているサプリメントです。
月齢によって成分・配合が調整されており、私も妊娠期間中にこういうのがあったらよかったなと思いました。
サプリメントに関しては、副作用の心配もありますし、日本人の食生活に適当かどうかという議論もあり、絶対にいい、ということは言えませんが、このサプリメントに関しては、構成成分が根拠に基づいていること、ドイツの薬局で販売されていたことを考えると、いい商品だろうと思いました。
いざデュッセルドルフへ!
たくさん歩いた後、ベルリンで最後のランチ。
素敵なキャンドルの灯るとってもいい雰囲気のレストランでフラムクーヘンをいただきました。またまたとっても美味しかったです!ワインにもよく合う。
とっても楽しかったベルリンでの研修はこれにて終了。
研修コーディネーターの方ともベルリンでお別れでした。
ベルリンの街並みに後ろ髪を引かれながらも、これから続く旅路に想いを馳せて、デュッセルドルフへと旅立ちました!
ここで素晴らしい本のご紹介。
ベルリン研修を共にした整形外科医師の先生が中心となり、研修コーディネーターさんも監修されたという「小児靴の手引書」が、日本フットケア・足病医学会から出版されています!
「足病予防は小児期から」。子どもの靴の選ぶ基準は「脱ぎ履きのしやすさ」ではありません。
コーディネーターさんがおっしゃっていましたが「正しい靴を履き慣れていると、脱ぎ履きしやすい簡素な靴が逆に履きづらくなっていきます。すぐ足が痛くなったり疲れたりして、正しい靴の方を履きたいと子どもから言い出すようになります。」と。
正直、サイズさえ大体あっていれば、あまり気にしたことがなかったという方が多いのではないでしょうか?それが日本の現状です。
子どものためにできること、これまであまり知られていなかった「子供靴」の大切さとその指標がこの一冊にまとめられています。
ぜひ、お手に取ってご覧ください☺️
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